PERSON 09

自分の特性をわかってくれた上司の提案で営業へ異動に

生産管理は中国語を使い、営業は日本語でやりとりをする

私は大学を卒業して来日しました。専門学校を卒業してイベント関連の仕事をしたあと、株式会社タピオカに転職しました。タピオカには「アニメが好きでこの会社に入った」という人が多いのですが、私は少し違って、グッズの制作に興味があってこの会社を選びました。台湾でも日本のアニメは多く放送していて、子どもの頃からアニメのグッズを買って楽しんでいました。「アニメグッズは日本文化の一つ」という印象です。せっかく日本にいるのだから、その日本文化の中に飛び込んで、グッズ制作の仕組みを知りたいと考えました。
母語は中国語を話します。そのため、最初は生産管理の業務を行っていました。上司から「営業にチャレンジしてみない?」と声をかけられました。生産管理は中国語を使って中国の工場との交渉を行いますが、営業は日本語で日本国内のクライアント様とやりとりをします。工場との交渉は強気に出ないといけないことも多いのですが、あまりそういった強気な交渉には慣れていなかったので、自分としては営業の方が向いていると思っています。
私が生産管理を担当する際は、一人で営業と生産管理を兼任することはなく、営業としては別のメンバーがつきます。一人で抱え込んでしまうとブラックボックス化してしまう可能性がありますし、複数でチェックしていくことで進捗の漏れや遅れを防げますから。

大型案件の完遂が自信につながる

仕事をしていて楽しいのは、これまで平面上のデータとしてあった製品の実物が、立体化してサンプルとして届いたときです。ものづくりのよろこびを感じますね。毎日の仕事では大変なこともありますし、自信をなくすこともありますが、サンプルを見たり、納品が完了したりすると、そういった苦労も吹き飛びます。今は、大型案件を抱えていて大変なのですが、この案件を無事に納品完了できたら、すごい達成感が得られるのではないかと思います。また「こんな大きな案件をやり遂げた」という自信にもつながるでしょう。納品までもう少しなので、がんばりますね(笑)。
私は日本語も中国語も話せますし、生産管理の動きも営業の動きもわかっています。これはこれから大きな強みになるのではないかと思います。生産の仕組みや工場の動きもわかっているので、クライアント様にも根拠を示しながら、実現できること、できないことを説明することができます。この強みを生かし、これからは提案営業などにも力を入れていきたいと思っています。せっかく自由度の高い職場で、自分の好きなアニメやグッズ制作に携われているのですから、自分のアイデアを形にしてみたいですね。タピオカにはこういうチャレンジを応援してくれる社風がありますから。私の携わったグッズをお客さまにも気に入っていただけると、なおうれしいですね。

働きやすい環境で、自分の成長機会を活かす

今は、25〜30件くらいの営業案件を抱え、日々忙しくしています。案件に関しては、クライアント様から引き合いのあった案件を、上司が各メンバーの稼働状況やそれぞれの得意分野などを勘案しながら、各メンバーに割り振っています。上司は業務負担が誰かひとりに偏りすぎることのないよう調整してくれます。新しい分野にチャレンジしたいと考えている人にはその機会を与えてくれるなど、メンバーの成長を手助けしているように思います。
私自身が生産管理から営業に異動になったこともそうですが、上司は一人ひとりの状況や特性・特長をよく理解し、その人にあった業務を考えてくれていると思います。また、上司だけではなく、同僚同士でもお互いに助け合おうという文化があります。社員は約8割が女性で、年齢も20代後半から30代くらいの人が多いので、いつもにぎやかですね。みんなで助け合いながら、無理なく働けています。フレックス制で時間的にもそれほど縛られておらず、有給も取得しやすいですね。人間関係も良好なので、働きやすい環境だと思います。

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